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こんにちは。

どかーーん。

さぁ、マウスをにぎって、
みぎ・ひだりに思いっきりうごかそう!

それー。シャカシャカシャカー。
もういっかい。シャカシャカシャカー。
「シェイクシェイクシェイク!」

こんどは、マウスをもって、上にあげて下におろす。
それー!
トントントントントントントン!
一緒に、
トントントントントントントン!
「ヒットヒットヒット!」

はい、それいじょうすると、マウスがこわれるから、
おしまい。

ねぇねえ、
きみのお父さんやお母さんって、
よくおこる?
うるさい?
「べんきょうしろ」っていう?

どうしてなんだろね。

お父さんやお母さんは、子供のころ、そんなにキチンとしていたのかなぁ?

たぶんちがうとおもうよ。

お父さんもお母さんも、こどものころはきっと、
「おやはうるさい!」と思ったり、
べんきょうがキライだったり、あそんでばかりいたり、
さわぐのがすきだったり、ぼーっとしていたり、
お父さんやお母さん(つまり、おじいちゃんやおばあちゃんだね)におこられたりして、
「どうしてー」なんて思ったりしてたんだよ。
たぶんね。

じゃぁ、自分もそうだったのに、
どうしてきみたちに、いろいろ言うんだろうね。

大人になると、かわっちゃうのかなぁ?

ううん。
たぶんそうじゃないと思うよ。
ぼくは「おとな」だからわかるけれど、
「にんげん」って、「こども」のときも、「おとな」のときも、
じつはそんなにかわらないんだ。
きみたちはまだわかんないかもしれないけれど、
「おとな」になっても、きほんてきな「じぶん」は、
きみたちのころとかわらないんだ。
知ってた?

「おとな」になったらなんでもうまくいって、なんでもわかる、
というわけではないんだ。
いろいろと「どうして?」とか「なぜ」とか、
きみたちと同じように、そんなことばっかりなんだ。
知ってた?

だから、「おとな」になってかわったというわけではないんだ。
きっと。

じゃ、どうして、お父さんやお母さんは、
いろいろしたり言ったりするのだろう?

それはね。
お父さんやお母さんは、「おや」をしなくてはならないからなんだ。

「おや」になったらね、とにかくじぶんのことだけじゃなくて、
「おや」としていろいろとしたり、いろいろと言ったりしなければ
いけないんだ。
ときどき「おや」をするのにつかれても、
やっぱり「おや」をしていなくてはいけないからなんだ。

もしかしたら、
きみのしらないところで、ときどき、
「わたしはおやとしてちゃんとしているのかなぁ」とか、
「だんだんと、としをとってしまってイヤだなぁ」とか、
「こんなおやになってしまったじぶんがキライだなぁ」とか、
そんなふうに、ちょっとなやんだりしているかもしれないんだ。

また、そういうのがあるからはんたいに、
「わたしはおやだから、エライんだ」なんて、
ちょっとじぶんに自信をつけたくなったりするんだ。

だからさ、そのへんをくみとってあげて、
おおきなこころで、せっしてあげてよ。

けんかしたりわらったり、わいわいするのが、
「かぞく」のいいところでもあるから、
ときには、おもいっきりくちごたえするのもいいけどね。
まぁ、ときどきは言うこともきいてあげようよ。

たのんだよ。

じゃ、もう一回だけ「シェイクシェイクシェイク」しておわかれしよう。

シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカー。
「シェイクシェイクシェイク!」

バイバイ。
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