No.1〜No.17



うふふNo.1  犬の話 (By 佐野元)

よく通る曲がり角に二匹の犬を飼っている家があって、道に面した所につないでいる。
ある日、いつものようにその道を歩いていて、その手前50メートルくらいのところで「ん?」と思った。
なんか妙にその二匹の犬がぴったりくっついているのだ。
だんだん近付いて見ると2匹は顔をペターッとくっつけて並んで、こっちをにらんでいた。
「なんでこいつらあんなにぴたっとくっついてんのや」とよく見ると、つないでいるヒモがくるくるくると根元の首輪のところまでよじれていた。たぶん二匹で上になったり下になったりくぐったり飛び越えたりして遊んでいるうちにそんなになってしまったんだろう。
しかも一方は白い紐、一方は赤の紐。
紅白の非常にめでたい状態になりながら、顔のあたりをほほよせあってぴったりとくっつけて、小走りに2匹で左右に移動しながら、通りかかる人にワンワンワンと吠えたりしている。
「おまえら、そんな吠えてんとそれ先になんとかしなさい。気にならへんか?」
そうテレパシーを送ったのだけど、そんなことはお構い無しに
「なんやおまえ文句あんのかー」とワンワン吠えるだけなので、僕はうふふふとその場を去った。






うふふNo.2  なぜかカンカンクラッカー (By 佐野元)

朝、工事のがががががという音で、夢うつつ現実うつつの状態になった。
震災後、道路や近くの家での工事は日常茶飯事なので、うすーい意識の中で「あー工事してるー」と思った。
しばらくそんな風に半分眠っているような半分起きているような感じでいると、突然カンカンカンカンという音が耳に入ってきた。
その時何故か、「あー誰かがカンカンクラッカーをしている」 と思ってしまったのだ。
若い人は知らないかもしれないが、僕が小学校の頃にアメリカンクラッカーというおもちゃが流行った。
僕らはカンカンクラッカーと呼んでいたのだが、プラスチックの球に紐がついていて、それが上でつながっているというものだ。その上の部分をもって上下に振り、球を上と下で何回もカンカンカンカンあてて遊ぶ、それだけのものだった。それだけのものだったけど、なぜか僕の学校でもめちゃくちゃに流行った。僕も緑の球に青の紐のついたものを持っていた。だだ、うまくカンカン出来ないときは腕や体にその球がドカッと当たり、しこたま痛い思いをする。そのスリルがまた楽しかったのだろうが、そのため危険という事でたちまち禁止になってしまった。
あれからほぼ25年。なんでいまごろカンカンクラッカーだなんて思ったのかは解らないけど、とにかくそう思って目がさめた。で、よく聞いてみるとおそらく金属の金槌で何かを叩いている音であった。
人間の頭の中はわからんなぁとニヤニヤ笑って、起きる事にしたのであった。






うふふNo.3  ベニゴンベ (By 佐野元)

ベニゴンベという魚がいるそうだ。鑑賞用の海水魚らしい。
古い友人のナカトーが教えてくれたんだけど、これがホントにユーモラスで可愛いサカナらしい。ナカトーは、岡山県のとある喫茶店にて飼われているところを見つけて以来、一目惚れしてしまい、「サノは絶対にこれを見なければダメだ」と言うのだ。以下彼の言葉。「魚のくせに泳ぎがヘタで、ヘロヘロと、鳥が木の枝に止まるようにサンゴの枝に止まるんじゃ。変な奴じゃからぜったい気に入るから」
うーん。気になる。しかし、まだ僕は実物を見ていない。
うーん。見てみたい。そして、へへへと笑いたい。だれかベニゴンベを飼っていませんか? (イラスト/ ナカトー)






うふふNo.4  白にょろ (By 佐野元)

ある日の実家に帰った時の事。
「ただいまー」と言いながら食堂に入ると、テーブルの上に小ビンが置いてあった。錠剤の薬が入っている様な小さなガラスのビンだ。
「何やろ?」と思って上からパッと見ると、ラベルに「白にょろ」と書いてあった。
「白にょろー?」
僕の頭の中はたちまち?????だらけになった。
そして続いて、「白にょろとは何や?白くてにょろにょろしたものが入っているのか?」と僕の頭の中は想像でふくれあがった。
ちょうどそこに母親が入ってきたので「この白にょろって何?」と聞いてみた。すると、母親は不思議そうな顔をして、
「それ、こしょうよ」と言った。
「へ?」
そう思って、ビンを取り上げてよく見てみた。
なるほど、達者な字だから「こ」と「し」がくっついて「に」に見え、「う」の上の部分がつながっているので「ろ」に見えたのだ。
「白こしょう」
僕は一人で「なーんだ。へへへへ」と笑いながらも、「白にょろだったらよかったのに。白にょろ、見てみたかった」と少し残念に思ったのでした。
(ちなみに母親はこの白こしょうを京都で買ったそうです)






うふふNo.5  今日は記念日 (By Halpon)

僕は毎日、繁華街を通って家路につく。
目を凝らして見るまでもなく繁華街には目立てば勝ちのような看板が、「俺を見てくれ」といわんばかりに建ち並んでいる。
「同時プリント0円」とか「松茸食べ放題 5000円!!」とか、ボ〜ッと歩いているだけでもあちら様から目の中に飛び込んでいらっしゃる。
とにかく、あちらもこちらも何とか勝手に人の目の中に飛び込んでやろうとあの手この手で飛び込み準備をしているようだ。
先日見事に私の目の中にお飛び込みになったのは、
「開店16周年記念、お客様特別感謝サービス実施中」である。
う〜ん、なんともキリの悪い数字だろうか? 
例えば開店1周年とか10周年ならなんとなく見慣れてるんでのみこめるし、開店777日目記念ならこれも「あぁ今日はこの店に入ってラッキー」と思えるのだが...。
これはとっても気になるのだ。そう、開店16周年はたぶん今年の12月31日に終わるわけで、来年の1月1日には17周年記念が始まってしまうわけだ。
これでは毎日が特別で毎日が感謝サービスなわけだ。
何かの物語で「今日も何かの記念日」といつもいつもパーティーをしてたっけ。
「そう、毎日が記念日だと毎日ハッピーになれる」と独り歩きながら、ほくそ笑んでしまった。
ともあれ、すばらしいサービス精神をみならってハルツも発売通算3本目記念サービスをしなければいけないか?






うふふNo.6  耳の話 (By 佐野元)

だいぶ前に、「今日、耳、日曜」というコマーシャルがあった。これは"例え"である。別にホントに耳が日曜日な訳ではない。
「お前の目はフシ穴やな」という言い方がある。これは"皮肉"である。別にホントに目に穴が空いている訳ではない。
僕ら大人はそれを知っている。でも、子供はホントに素直なのである。
昔昔、いとこのキミコちゃんの話。
キミコちゃんは何かの事でムクれて、むこう向きに座ってしまったそうである。さて、しばらくして、ウチのおばあちゃんがキミコちゃんに、「キミちゃんごはん食べなさいよ」と言ったそうである。しかし、キミコちゃんは相変わらずあっちを向いたままムクれている。何度よんでも返事をしない。それで、おばあちゃんはこう言った。
「あー、キミちゃん耳無いなぁ」
すると、キミコちゃんは向こうをむいたまましばらく考え、
そして、そぉっと耳をさわって、耳を確認したそうである。
かれこれ、30年も前のうふふ話である。






うふふNo.7  あんまき (By 佐野元)

もう10年くらい前のウチのおばあちゃんの話。
ある日、老人会の人が我が家へ訪ねてきて、おばあちゃんを呼び出して、
「"あんまき"の特別販売が老人会であるのですが、購入しますか?」と言った。
おばあちゃんはすぐさまこう訪ねた。
「はぁ、それ、おいしいんでっか?」
その人は「へ?」と、しばらく訳が解らずにいた。
そう、特別販売のあんまきとはあんまをする器具、「あんま器」であったのだが、
おばあちゃんは、あんこがまいてある「あん巻き」という食べるものだと思ってしまったのだ。
それにしても「あん巻き」とはどんな食べ物だと思ったのだろうか。
ともかく、昔から、食いしん坊な人なのであった。






うふふNo.8  修学旅行 (By 佐野元)

これは僕の友人の光岡さんから聞いた話。
光岡さんの高校時代の級友、仮にAくんとする。
日本の学校には、伝統的に修学旅行というものがあるのだが、その修学旅行の時、Aくんは来なかったそうである。
さて、修学旅行もおわり普通の授業が始まり、Aくんにどうして休んだのかと尋ねたところ、
彼はなんとみんなが旅行で回った同じコースを、日にちをずらして 一人で回って旅行していたのだそうだ。
うーん、なかなかやるではないか。






うふふNo.9  ネギミン  (By Nasunoheta Tajima)

白にょろネタです。
私が友人と、夕飯を食べに食堂に入ると手書きのメニューの中に
「ネギミン」と書かれたものがあって、
これ何だろう、と言うことで二人して、
「これを2つ」と指を差して頼みました。
わくわくして待っていると、
出てきたのは、ただの「ねぎみそラーメン」で
(おちが読めますね!)
がっかりしたのをついこの間思いだしました!






うふふNo.10  Macintoshのうふふふふ (By Halpon)

2月にはマックワールドエキスポが開催された。「OPEN YOUR EYES」と書かれたポスターがいろいろな所に貼られていたが、まだまだパソコンには「目をつぶったまま」にしておいたほうがいいところもいろいろあるのではないだろうか?
特に、マックを使っている自分に、ふと気付くと何だか、おかしいと思うことはたくさんあってそれが反対に好きな原因だったりするのである。いい機会なので少し取り上げてみた。マックを使ってない人や知らない人は「目をつぶって」許していただきたい。

●機能拡張をインストールさせないときなど、なにかのキーを押しながら起動するときは、気が付くと青筋がでるほど力一杯キーを押している。
●コマンド+Cをするときよりコマンド+Xをするときの方が指に力が入っている。
●ダイアログの「OK」や、「保存」を選ぶときは、力一杯リターンキーを押してしまう。反対に「キャンセル」の時は力なくマウスでカチャっとクリックする。
●他人に画面の内容を説明するときは、なぜがマウスポインタを使わずに画面を直接指で差す。そしてモニタに指紋がつく。
●コマンド+シフト+3をしたときに限って肝心なところにマウスカーソルがいる。
●デスクトップ上でファイルをドラッグコピーしたいときに限ってコピー先のフォルダだけがウインドウの後側にいる。しかもそれに気付くのは、ファイルを複数選択した後である。
●パスワードを入力するときに限って日本語入力モードになっている。
●電子メールを送ったあとに「ついたー」と電話をしてしまう。
●みんなでひとつの画面を見ているとき、パスワードを要求する画面がくると、なんとなく気まずくなる。
●何十万円もする電子計算機を使いながら、伝票は980円の電卓で処理してしまう。
●この字が「檸檬」この字が「憂鬱」と読めてしまう。
●ワープロソフトは、便利である。
●ワープロソフトは消しゴムのカスがでないので便利である。
●ワープロソフトはスペルの間違いまで指摘してくれるので便利である。
●「最近ワープロソフトばっかりつかってるから、どんどん漢字わすれていくわ。」という言葉が、一番便利である。
●CPUのスピードが10倍になっても仕事のスピードは10倍にならない。むしろ、遅くなる。
●ハードディスクの容量が倍になっても、空き容量は前とかわらない。
●「予期せぬエラーが起きました。」とこのエラーが起こることを予期してちゃんとメッセージが用意されている。
●急いで帰りたいときに限って「システム終了」のひとつ上でマウスをはなしてしまう。

などなど、思いつくままを書き綴ってみたが、こんなことが書けなくなるくらいパソコンが完璧なものになってしまったら、それはそれで面白くもなんともないと思うのであるが、どうだろう。
(イラスト/Halpon)







うふふNo.11  明善の草  (By By yamo)

小学校や中学校で、皆さん1度は組体操というものを経験したのではないでしょうか。私の学校では小学5年生と6年生が合同で、運動会の大トリを組体操で締めました。
放課後は校庭全部を使って練習の日々です。人の上に人が立ち、またその上に人が立ってさらにという、ラストの4重の塔がうちの目玉でした。その周りをいくつかの3重の塔、2重の塔と花びらのように囲んでいくので、学校名にちなんで演目の名前は「明善の華」。 
練習中は、授業の終わった低学年の子がランドセルをかちゃかちゃ鳴らしながら下校していきます。校庭は先生の笛の音と、規則正しいざっざっという砂の音だけ。怪我をしたくないからみんな結構真剣にやってました。1年生なんて大声で叫んでいたりするので、下校の会話が校庭中に筒抜け状態です。中の一人の子が「おい、見ろよー、明善の草だあ」。いやあ、似ているけどちょっと違うぞ。くすくすというこらえ笑いが校庭に広がっていきました。
その子の友達は誰も異議を唱えないので、彼の頭には「明善の草」でインプットされてしまったらしく、校庭を抜ける間に得意げに「明善の草ってさあ」「明善の草は」と連呼するので、笑いをこらえるのに苦労しました。







うふふNo.12  かたたたきけん (By By yamo)

幼稚園の時「母の日にプレゼントしましょう」ということで、「かたたたきけん」を作ることに。
「けん」というのが何だかまだ分からなくて、でも「危険」という言葉は知っていたのでしばらく「かたたた危険」だと思っていました。画用紙に「かたたたきけん」と10個くらい印刷したものに、色を塗って切って出来上がり。
「危険」だけどプレゼントして、よく分からないけど喜んでもらって、親が切り取って使うときに初めて「あ、肩叩き券ね」と納得した記憶があります。






うふふNo.13  ベニゴンベの気持 (By 佐野 元)

以前、うふふNO.2で「ベニゴンベというヘンな魚がいるらしい」と紹介したけれど、先日、ついにそのベニゴンベの実物を見るために友人ナカトーの住む岡山県まで行ってきた。
場所は岡山市築港新町のとある白い喫茶店。店の一番奥の大きな水槽の中にそのウワサの「ヘンな魚」はいた。真っ赤な体に大きな目、そして最も特徴的なのが、まるで手のように先が枝別れしている胸ビレ。
僕が席にすわって最初に見た時、ヤツはこの胸ヒレを上手に使って写真のようにサンゴの枝の谷間にとまって、目だけきょろきょろと動かしてじっとしていた。しかし突然、ピューッと別のサンゴの上に行き、チョコンと止まったと思ったらまたターッと最初のサンゴの上まで来て、そこで水面からサンゴの間を上下になんどもせわしなく行ったり来たりして、スタッとサンゴの上に着地した。で、またそのままじっとしているのだけれど、しばらくすると突如また同じ事をするのだ。見ていてまったくあきない。
常日頃、軟体動物・は虫類についで魚類というのは感情移入しにくいと思っていたのであるが、コイツに関してはなんとなく気持が解ってしまうような気がする。以下、ベニゴンベくんの気持ち。
「(じっとしながら)ここ。ここがいいな。おちつくな。このサンゴの谷間のここのここが気持いいな。(目をきょろきょろしながら)なんかないかな。恐いことないよね。ないないない。あー。いいないいな。ここいいな。恐いことないな。嬉しかったりするな。(しばらくして)そろそろ、向こうがわを見てこよかな。いつものところ見てこよかな。むこうかわになんか変わったことあるかな。いつもの僕のとこあるかな。ぴゅーっ。(と向こうがわのいつもの珊瑚の上へ行き)ここ。なんもないな。よしっもどろかな。(最初の珊瑚の上の方にくる)ここへん僕のところなんだもんね。近くの上なんだもんね。上がったり下がったりするもんね。(せわしなく同じ場所で上下する)よいしょよいしょ。いそがしいな。大変だな。でも頑張ってるもんね。よいしょよいしょ。いいな。いいな。なんもないっていいな。そろそろつかれたな。つかれたな。もどろかな。どうしよかな。もどろかな。どうしよかな。もどろかな。どうしよかな。もどろっ。(スタッと最初の珊瑚に着地)はあーっ。つかれたな。仕事したもんな。今回もがんばったな。なんもなかったな。よかったな。よかったな。ここ。いいな。やっぱりここがいいな。落ち着くもんな。こわいこともちょっとあるみたいな気もするけど今はないからよかったな。よかったなったらよかったな。」






うふふNo.14  ウノ・ヤノ・サノ (By 佐野 元)

ウノというカードゲームがあります。手持ちのカードが無くなったら上がりとなる、あのゲームです。
最後の一枚になったら「ウノ!」と言ってカードを出して、手持ちのカードがすべて無くなれば上がりのあのウノです。
さて、もうかなり前の事、僕の友人の家でみんなが集まって「ウノ」をしていました。ひとしきりやってちょっと飽きてきたので、ちょっと変形のゲームをしようと言うことになりました。その名も「ウノ・ヤノ・サノ」。漢字で書くと「宇野・矢野・佐野」。三枚残りになったら「佐野!」と言わなけばいけません。二枚残りになったら「矢野!」と言わなければいけません。そして最後の一枚になったら「宇野」と言わなければいけません。あくまでも「UNO」ではなく「宇野」と発音するのがポイント。
さあ、これはややこしさが加わって大変おもしろい。人が言い忘れるのをチェックするのにみんな躍起になって、自分がわすれてしまう。みんなで「どぁっははっ」と盛り上がります。僕は面白がって誰かが「佐野!」と言う度に「え?ナニナニ?呼んだ?」と応えて遊んでいました。みなさんもぜひお試しを。
そして、ひとしきり遊ぶと誰かがこう言ってこのゲ−ムは終わるのです。
「もぉーっ、ややこしいからもうやめよー」






うふふNo.15  だれにもないしょ (By 佐野 元)

子供と動物は勝手に面白い事をしてくれます。だから「うふふ」に使うのはちょっとずるいかな、という気もするけれど、やっぱり面白いのでつかってしまおう。ちいさなお子さんをお持ちの方は大変な一方、面白い事がいろいろあるんだろうなぁ。
という訳で、僕の高校時代の話。昔から神戸周辺では中国系・欧米系の人達が多くすんでいて、我が家の隣にも中国系の家族が住んでいました。当時3・4歳くらいだったその家のチンユイくんは、しょっちゅう僕の家に来ては「チンくんちがうチンユイくん」なんて可愛い事をいうので、両手をもってクルクル回して遊んだりしていました。
ある夏の日の昼。僕と姉が庭に面した部屋でテレビを見ていました。当時の我が家には、クーラーはまだないので窓をあけっぱなしです。その窓のすぐ向こうにお隣の家の物干し場があります。チンユイくんのお母さんが「ふふふふふーん」と洗濯ものを干していました。じはらくして、そっちの方向からたたたたたたたと小さな足音が聞こえ、我が家の前で止まって戸をたたきます。チンユイくんです。戸を開けると可愛い顔で「あそぼ」と言うので、「あそぼかー」と部屋にいれてあげました。すると、部屋に入るなりチンユイくんはいきなり神妙な顔をして、しかし大きな声でこう言ったのです。
「あのなー。これなー。だれにもないしょやで。ママがだれにもないしょやでってゆったから、ないしょやでーあのなー、チンユイのママなー。今日30才になってんでー。30才やで。ないしょやでー」
あまりのでっかい声のないしょに僕らは大爆笑。
そして、となりの物干しからは、いわゆる"苦笑"が聞こえてきました。 






うふふNo.16  化けない化粧  (By yamo)

高校時代のMちゃんの話。Mちゃんは大のコスメ好きで、いろんな化粧品やシャンプーを試す人でした。学校に行くときも眉と目だけは完璧にメイク。でもうちの学校は堅い校風で、しばらくすると化粧は全て禁止になってしまいました。それでもMちゃんは何とか目元だけでも大きく見せようと「マスカラだけはつける」と決心。
「でも先生に見つかるとやばいよ」
「大丈夫、バレないようにやるから」
そのときは納得したけれど、よく考えると意味がないよ、Mちゃん。






うふふNo.17  特別高く  (By yamo)

かたたたきけんネタ。テレビショッピングのアナウンスで「特別価格」というのがありますが、私はしばらく「とくべつたかく」だと思っていました。
安さを売り物にしているはずなのに変だとは感じましたが、
きっと価値の高さとかを表す何か独特の言い回しだと思っていました。